今や映画館はシネマ以外のコンテンツを提供する場へと進化を遂げ、あらゆるカルチャーやエンターテイメントの架け橋となっています。映画以外のコンテンツを映画館で上映する「ODS※」の導入が、シネマファン以外の人々が映画館へ足を運ぶきっかけとなり、新しい未来のエンターテイメント空間を作り出しました。
私たちはこのように映画館を利用したシネマ以外のイベントコンテンツの上映を希望するお客様に寄り添い、ご要望のヒアリング、最適な設備導入の提案などより良い空間作りをご提供しております。
ODS導入には繊細かつパワフルな音響設備の設計が必要不可欠であり、コンテンツの再生方法やコンテンツに適したインフラ環境の構築を検討した上で、お客様の映画館の既存の設備環境をベースにコストを最小限に抑えた設備のリニューアルをご提案いたします。
※ODSとは「Other Digital Stuff=非映画デジタルコンテンツ」の略称です。
最近のトレンドは映画館で新たな試みとして2.5次元演劇、オペラ、歌舞伎などの舞台作品の上映、音楽ライブや様々なイベント、フェス、スポーツ観戦など多岐に渡ります。その中でも音楽関係のコンテンツは特に人気があり、同じ作品を何度も鑑賞する熱狂的なリピーターが増えています。
これらは大きく分けると「中継」「収録」の2種類があり、ライブやイベントの中継で現地に行けないファンが近くの映画館でリアルタイムに空間を共有するライブビューイングは、映画館での代表的なイベントとなりました。
また映画館独自のコンテンツやイベントがブームとなっており、舞台全体をリアルに表現する3面スクリーンやアニメファンに人気となっている高音質、重低音上映、圧倒的なハイエンドサウンドシステムの導入など、音響設備のブラッシュアップにより自分好みの映画館を選択する鑑賞者の楽しみが増えています。
映画館はあらゆるイベントに対応し上映をDCP※だけではなく、DVDやBlu-rayメディアでの上映も行わなければなりません。
私たちは、そのような上映に対応できるよう、LIVE配信コンテンツ用のネットワークインフラや映像回線の導入、さらには上映コンテンツを映画館の音響設備に最適な形で再生できるような音響システムのプランニングも行い、新規および既存の上映イベントにおいてスムーズな運用ができるようにお手伝いさせていただきます。
映画の上映に限らず、様々なデジタルコンテンツを対象とした音響システムの構築において、当社の技術力をぜひご活用ください。
標準PCMのリファレンスクロックやBit数には44.1 kHz, 48 kHz and 96 kHz 16bit, 20bit and 24 bitを使用。近年でデジタルメディアにハイレゾ、ブルーレイオーディオやDSDオーディオなど音楽コンテンツでポピュラーな形式となっている。今や音楽フォーマットにもDolby Atmos などが対応しており、 シネマのDCPファイルの音声もPCMのデジタル形式となった。
創業者ジョージルーカス映画ファンならずとも有名な映画監督ジョージルーカスが立ち上げたTHX社の厳しい認定基準。
映画館や音響にまつわる製品などプロオーディオにかかわらず、家庭用AV再生機器のTHX社独自の理論を再現しクオリティチェックが必須である。
DTS:Xは映画だけでなく、家庭用の標準オーディオ機器にも採用されており、5.1chサラウンドと、7.1chサラウンドで再生できるイマーシブサウンドの老舗です。ジャンルにとらわれずシェアが広く手軽に3Dサウンドを独自のテクノロジーで体感でき、高音質で定評がある。
今までの2Dサラウンドのチャンネルベースからオブジェクトベースとなり、音声を個別にオブジェクトとして空間の動きをプログラムし、トラックを位置情報と組み合わせて使用する。音声の位置情報を元にスピーカーの出力をリアルタイム演算して求める方式のため、これまでよりも自由なスピーカー配置が実現できると共に、正確な定位感を実現することも可能。3Dサラウンドとなるので天井へのスピーカー取り付けが必須となる。
ご利用の流れやよくある質問とその回答を掲載しています。
お問い合わせの前にご確認ください。