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5.1ch/7.1chオーディオ

5.1ch/7.1chサラウンド音響システムは、複数のスピーカーから放たれる音によって、臨場感あふれる音響空間を実現し、映画館の魅力をさらに高めます。
当社では、映画館向けに、5.1ch/7.1chの高品質な音響システムを設計・構築しており、経験豊富な専門技術者が、映画館の規模や形状に応じて、最適なスピーカーの配置や音響設備の導入をご提案いたします。
また、映画だけでなくライブ配信やイベントなどにも対応したシステムを構築することが可能です。
私たち株式会社ジーベックスは、高品質な音響システムを提供することで、映画館にお越しいただくお客様の体験を一層豊かにするお手伝いをしています。

5.1chとは?

映画館、ホームシアター、TV、音楽コンテンツなどサラウンドフォーマットの業界標準として確立されたDolby Digital 5.1(ドルビーデジタル5.1)は、最もポピュラーなシステムです。5.1の各チャンネルには、明確な役目や目的があり、3つのフロントチャンネルであるL(左)C(センター)R(右)の三つの定位が映画の重要な音声を再生します。

最も重要であるセンタースピーカーは、物語上重要となるセリフをはっきり雑音の無いクリーンな状態で再生し、左右のスピーカーは右から左といった臨場感ある音の移動を表現します。 Dolby Digital 5.1スピーカーは人間の可聴範囲全ての音を再生(フルレンジ)し、スクリーン上の映像に合わせ、正しく音を配置します。 そしてサラウンドチャンネル(左サラウンドと右サラウンド)は観客に映画の世界の中心にいるような感覚を与えます。
映画の制作現場ではストーリーの中にある無数の音声トラックをどこから再生するか(定位)、音響デザイン(ミキシング)など、平面上(2D)での配置を全ての音に対してプログラムします。もちろん360度円を描くような再生効果を行うことも可能です。
そのトラック数は200以上もあり、微細な音を含む全ての音をデザインするエンジニアの技術は、繊細でかつ経験値が必要です。
能力不足の場合、小鳥のさえずりや川のせせらぎといった自然界の音を表現することができず、実際に耳にする音とは異なるものとなってしまいます。
その上、音質やノイズも管理しなければならない、実に大変な作業となります。

サラウンド自体は2chですが、これはスピーカー数とは異なります。最終的には映画館の広さや形状など、音響建築デザインとのバランスを確認しながら、必要最低限のスピーカーシステムをデザインいたします。

5.1ch/7.1ch ミキシング時のスピーカー代表的な設置例
(文献:ITU-R BS.775-1ではLFEの表記はありません。)
5.1ch7.1ch_02
 

*Dolby Digital 5.1 / 7.1

世界中のすべてのコンテンツや米国のすべてのHD放送は、Dolby Digital (AC-3としても知られています)を使用しています。
Dolby Digital 5.1はDolby Digital Plus™に進化し、テレビから携帯電話に至るまで、最大7.1チャンネルのサラウンドサウンドを提供しています。

 
 

超低音効果(LFE:Low Frequency Effect)

チャンネルサブウーハーとも言われ、耳で感じる音のみならず、振動や音の波を強く体感できる低音効果を再生します。必要とする帯域幅(周波数)が他のチャンネルの約1/10のため、LFEチャンネルは「.1」チャンネルとも呼ばれます。LEFの周波数帯域は音の再生過程においてのチャンネル制約がありません。そのため、超低域を再生するためのLEF設備がなく、低音域を再生することができなくても、作品の芸術性に影響を及ぼすことはありません。

劇場で再生されるサブウーハーチャンネルはほかのチャンネルより10db高く設定します。(文献:SMPTE [3])

実際のコンテンツにおいてLFE帯域は狭いことから、劇場内で振動や音の波の体感は少なくなるため、よりハイグレードなサブウーハーを導入する劇場も増えています。その結果、鑑賞者が音響設備で劇場を選ぶという大きな要素の一つとなりました。作品へのインパクトが大きく、エンターテインメントを体感できるサブウーハーは、ベース・マネージメントへと変化しています。

LFE帯域の音響調整は難しい

低域効果(LFE)の帯域は、鑑賞者に臨場感を与えるために非常に重要です。しかし、フロントチャンネルからの音と空間の反響が絡み合うことで、LFE帯域は悪影響を及ぼす場合があります。そのため、映画館音響調整技師(シネマチューナー)は、音響測定器だけでは判断できない帯域を人間の聴感で調整する必要があり、これには高度な技術と長年の経験が必要とされます。
また、LFE帯域のスピーカーは性能とエネルギーをより要求されるスピーカーであり、映画館の設備の中でも配置計算や品質管理が最も困難な部分です。
当社は、最適なスピーカー配置と音響調整に十分な計画と準備を行っており、鑑賞者の皆様が没入感溢れる映画鑑賞を楽しんでいただけるよう努めています。

 

150人以下のミディアムフォーマットのシネマシステム例

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左の図は、ミディアムフォーマットタイプの劇場の設置例です。イマーシブとの大きな違いは天井にスピーカーがないことであり、ベースマネージメントもありません。
フロントのスクリーンチャンネルには3台のスピーカーが設置されており、サラウンドやサブウーハーは劇場の環境により設置数が変わります。

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