イオンモールが手がける新業態「THE OUTLETS」の1号店「THE OUTLETS HIROSHIMA」が、2018年4月、広島市にオープン。同施設内に設けられた県内最大級のエンタテインメントゾーン「ほしかげシティ」でひときわ目を引くのが、国内最大級となる高さ約12メートルの縦型LEDビジョンだ。天井面には約2mの特殊な照明ポール50本、側面にはムービングライト2台も配置して、今までにない統合的な空間演出を実現した。LEDビジョンに流れる多彩なコンテンツが、映画館や屋内スケートリンク、ボーリング場などで娯楽に興じる人々のひとときを彩り、エンタテインメント空間を効果的に演出している。

最新の空間演出技術を使用したデジタルサイネージ

本サイネージは、縦に細長く見上げるほど高い特徴的なスペースを存分に活用することで、圧倒的な存在感と視認性を誇る。
4種のコンテンツのうち、『神楽時計』は伝統芸能「ひろしま神楽」をモチーフに、疾走する竜と神楽衣装の色を高精細な色彩で表現。『広島ガチャポン』は、地元の特産物や観光名所、産業などをアイコン化したものが砂時計のように降り注ぎ、人々の動きに合わせてアイコンの動きが変化するという、遊び心に富んだインタラクティブコンテンツだ。これらは「広島」をテーマに、「地元の文化や魅力を発信する地域創生型商業施設」という「THE OUTLETS HIROSHIMA」のブランディングニーズに応えている。
他に、打ち上げ花火によって涼しげな夜を演出する『花火』、エレベーターの動きに連動して可愛らしいこびとたちが歯車を回し、まるでエレベーターを動かしているかのように見せる『エレベーター連動コンテンツ』がある。いずれもウシオライティングが担当した天井照明とムービングライトとの連動によって、包括的なエンタテイメント空間を創造し、同施設が目指すイメージクオリティの向上に寄与している。

1時間ごとに登場する『神楽時計』。最後に映し出される時計と音響は、時報の役割を担っている

インタラクティブコンテンツ『広島ガチャポン』
人の動作で落ちてくるご当地名物のアイコンを打ち上げることができる。何が出現するかを探すのも楽しい

 

 

『花火』では、同施設のロゴとともに、バックグラウンドに流れる静かな曲に合わせて夜空に花火が花開く

【エレベーター連動コンテンツ】
可愛らしいキャラクターが汗をかきながら綱をひっぱり、エレベーターを上げ下げする『エレベーター連動コンテンツ』は、3Dの技法を使い、遠近法を計算にいれた映像になっている。
  

高精細縦型LEDビジョン

「ほしかげシティ」のイベントコートに足を踏み入れるとまず目に入るのが、エデュテインメントワークス監修のもと、エレベーター施設の壁面2面を利用して設置された国内最大級の縦型LEDビジョンである。
縦12m、正面横3.5m、側面横1.5mというユニークな形状は、継ぎ目を意識することなく多彩な形状が構成できるフレームレスパネルを組み合わせたもの。3.9mmピッチの高精細パネルのため、引き締まった美しい黒が表現できる。エレベーター下のスペースに本LEDビジョンの制御機器を配置しているほか、タッチパネルで、誰でも簡単に操作が行えるよう配慮している。
スケジュールやコンテンツのリモート配信管理なども容易に行えるよう、ユーザビリティに配慮したシステムを提供している。

フレームレスパネルを採用したLEDビジョンは、至近距離からもつなぎ目を認識することは難しい


インタラクティブコンテンツ対応のためのカメラはLEDビジョンの側面に配置している

エレベーター下の空間をうまく利用して設置された、LEDビジョンコントロール用の制御機器と操作端末

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導入事例動画 -THE OUTLETS HIROSHIMA-

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