[特別展「くらげの刻」導入事例]名古屋港水族館

名古屋港水族館 特別展「くらげの刻」画像

2017年4月、名古屋港水族館開館25周年を記念して開催された特別展「くらげの刻」。水族館南館2階のエントランスホールを中心に、多彩なくらげやパネルなどを展示する本展は、特別展に見合うエントランスホールの環境構築が重要である。今回、ホール正面の壁面全体に投影できるサイネージ・コンテンツを納入。ホール全体がまるでクラゲとともに海中に漂うかのような演出は、本展コンテンツの質を高めることに貢献している。

1. サイネージ・コンテンツ

日本で大人気となっているクラゲ。現在、癒し効果が確認されるなど多くの人々がその姿に魅了され、水族館へと足を運んでいる。「くらげの刻」は癒やされる深みのある空間を表現すべく、縦約4m、横約13mのエントランスホール正面壁面にサイネージを投影。その色彩豊かな映像は、照明を暗く落としたエリア全体をまるで海中かのように包み込み、優雅に泳ぐクラゲたちが映し出される。
極彩色で彩られたクラゲだが、その映像は4Kカメラにカラーフィルターをマウントし、実際の姿を撮影したもの。その実写素材をCGで加工・処理し、まるでダンスを踊るかのような演出を施している。本コンテンツの制作は、映像、音響、そして情報通信技術に定評のある株式会社タケナカが担当し、そのクオリティの高さは入場者の満足度がそれを示している。そして、当特別展およびサイネージ・コンテンツは、中日新聞や朝日新聞でも取り上げられるなど、知名度の向上にも貢献している。

  • サイネージ・コンテンツ画像1まるで展示されたクラゲとシンクロするかのよう。クラゲの一生は短く、撮影されたクラゲから数えて数十も若い世代が水槽を泳ぐ
  • サイネージ・コンテンツ画像2実写のクラゲが心地よいBGMとともに規則正しく泳ぐ。そんな摩訶不思議なシーンによる演出もまた、CGを効果的に使用した実例のひとつ

柔軟な組み合わせで効率的なサイネージを実現

サイネージ画像Aサイネージ画像B

既存のエントランスルームを使用するため、バックヤードスペースの制約は大きい。スペースの狭さ、そしてネットワーク環境がない状況下、映像制御で使用するスタンドアローン版e-サイネージを導入。サーバー用PCと管理モニター、そしてパワーアンプ1台のみで省スペース性を維持した管理環境を構築した。また、スクリーン等を導入せず既存壁面を利用、9200ルーメン、WXGA出力のEPSON製プロジェクターEB-Z9900W を2台採用し、エッジ・ブレンディングで出力している。未使用だった既存プロジェクター設置台を流用することで、コストにも目を向けた提案の実現に成功した。

名古屋港水族館名古屋港水族館

名古屋港水族館

2017年4月導入
国内でも有数の人気を誇る大規模水族館。
その規模は日本最大級の延床面積であり、日本最大のメインプールなど、その見どころは多い。
またウミガメやアデリーペンギン、ベルーガの保護・繁殖に国内で初めて成功するなど、研究機関としての役割も大きい
http://www.nagoyaaqua.jp/