京都市立西京高等学校附属中学校の学生さんが企業訪問に来社されました

2024年12月4日、京都市立西京高等学校附属中学校の学生5名が、研修旅行の企業訪問として、昨年に引き続き当社に来社されました。
京都市立西京高等学校附属中学校では、キャリア教育の一環として仮説検証型のフィードワークを取り入れているとのことで、来社された学生の皆さんは、「音楽で幸福度を上げる」という研修テーマを掲げての来訪でした。
学生たちは、J-POPの音や歌詞に触れたとき、自分の感情に寄り添ってもらえているようで、素直に幸せを感じることができると言っています。そんなJ-POPに時間・場所を問わず触れることのできるデバイス開発を考える中で、「より没入感ある状態を生み出すデバイスを作り出すための要素とは?」といった相談事を持っての訪問でした。
学生から質問を受け、劇場やコンサートホールで使われるサウンドシステム「ドルビーアトモス」の仕組みの説明から始まります。
人の耳はL(左)とR(右)の2つしかないので、人の感覚の錯覚を利用してスピーカーの台数を増やし位置を調整することで、頭上や後ろから聞こえてくるような臨場感のある音を作り上げ、現実の体感に近い立体的なサウンドを表現することができると。
立体的な音を作り出す仕組みを理解した学生たちは、それを自身らが考案するデバイス作りにどのように取り込めば良いのか、そもそもその空間を生み出すデバイスを作り出すことは現実的に可能なのか等、弊社に来訪されたことで、それまではなんとなくぼんやりと形を成していなかった考えがより鮮明になったようです。
私たちも、学生の皆さんから寄せされる質問を通じ、今の私たちにはない新たな視点に触れることで、はっとさせられる部分も多く、とても良い研修となりました。